1103号室より。

1103号室。のお知らせ/霜月ミツカの記録

擬態

写真を見るたびに「自分以外の誰かに見えている自分」を発見する。

わたしの一番醜いところはわたしだけが知っていて、

わたしが一番綺麗なところをわたしは知らない。

「可愛い」という魔法のことばに揺らぐけど、

「でも全部嘘だよ」と言われたらそっかぁと納得してしまいそうな自分がいる。

写真に映るわたしはいつだってわたしのはずで、

わたしが創りだしたわたしのはずで、

でも偽者のような気がする。

そんな偽者にいつしかそれに寄せにいくようになっていった。

自分のつくった偶像に自分がなりますようにといつも願いながら鏡を見ていった。

でもどんなに顔に嘘を塗り重ねていったって、それを剥がしたあとと変わらないんだ、こころは。

あのひとが言ったことばを思い出した。

何百年経っても性格変わらないから安心してね。

あしたもわたしが見せたいわたしをつくって、たくさんのひとの前に行く。

*

なりたい自分はまだ遠いからもっといろいろ我慢しなければ。

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自動加工にしたら頬のほくろが飛んだ。もっとほくろ多いです。

 

しもみつ

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